茎いっぱいに小さな花をつける『クジャクソウ』。
長い茎からよく分岐しているので、ボリュームを出したいスタンド花や仏花に活躍します。
小さく切り分ければ、テーブルにも飾りやすい可憐な小花。今回はちょっと地味な印象の『クジャクソウ』をご紹介します。
クジャクソウってこんなお花!
クジャクソウの基本情報です。

クジャクソウの基本情報
学名:Aster hybrids
分類:キク科 / シオン属
別名:孔雀アスター・宿根アスター・木立紺菊(キダチコンギク)
英名:perennial aster
原産地:北アメリカ
周年出回っていますが、流通量が多いのは秋。価格は1本200~300円ほどです。
白、ピンク、濃いピンク、紫、濃い紫などの色があり、最近は八重の品種も。
そのまま使うと長めの丈で、仏花やスタンドに。切り分ければミニブーケやアレンジメントに活躍します。
名前の由来は、枝分かれした先にたくさんの花をつける姿が孔雀の羽に似ていることからだそうです。
クジャクソウの切花の飾り方・日保ちについて。
クジャクソウの切花、日持ちはする?

比較的水あげは良く、長持ちする花です。葉がたくさん付いている場合はある程度取り除きましょう。

茎はななめに切って活けます。お花屋さんでは湯あげをすることもあります。
クジャクソウの飾り方・飾るときの注意など。

つぼみも次々咲いてきますが、先に咲いていた花は順に枯れてきます。

枯れた花を摘み取るとどんどんつぼみが咲いてくるので、長くきれいに楽しめますよ。
クジャクソウの花言葉は?

花言葉は、『いつも愉快』『ひとめぼれ』 など。
クジャクソウのマメ知識
発祥の地は埼玉県
クジャクソウの発祥の地は、埼玉県比企郡の小川町という場所。
昭和30年ころから栽培されはじめ、いまでは町の特産品になっています。比企生花組合のなかには、クジャクソウ部会というグループもあるのだとか。
もともとは原種に近い、一重咲きの白いクジャクソウが多かったそうですが、現在では紫やピンクの八重咲品種など、ボリュームのある品種も続々うまれています。
切花のクジャクソウ、まとめ。
クジャクソウ、まとめです。
・1年中出回る
・長いまま使っても、切り分けて使ってもよい
・色は白、ピンク、紫系が多い
・最近は八重咲の品種もある
仏花に使うことが多いからか、やや地味な花ですが、切り分けて使えばマーガレットをミニチュアにしたような可憐な小花が楽しめます。
また、八重咲の品種はポンポンとしてボリュームもあり、また違った魅力。切り分けてちょっとコップに活ければ家庭でも飾りやすいと思うので、見かけた際にはぜひ手に取ってみてくださいね。
参考記事
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