読書メモ

【月刊フローリスト】2020年11月号 読書メモ

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お花屋さんの業界誌といえば、誠文堂新光社の『フローリスト』。


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お花の仕事をしていると、毎月なんとなく目を通している人も多いのではないでしょうか。

かくいう私もその一人ですが、いつもパラパラ読んで終わってしまうので、内容メモを作ることにしました。

11月号はちょっと珍しい、『花屋さんのショップデザイン特集』です。

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特集1.花屋さんのためのショップデザイン・アイデア

TOPICS:こだわりの3軒を紹介

ショップデザインにこだわりをもつ3つのお花屋さんを紹介。西荻のcotito、戸越のムロマメ舎、上野のRoute books。

cotitoは花屋+カフェ(現在はカフェは独立移転したそう)、Route booksは本+カフェ+植物。ムロマメ舎は花屋だが、撮影用スペースとして店内を貸すこともあるそうで、どこも普通のお花屋さんとは一線を画す使われ方。

ムロマメ舎さんの、「大きなスタンド花も撮影しやすいよう壁前スペースを空けて設計した」というのは本当に大事だなあ…と思う点です(大きな作品の撮影は狭い店内で難しいもののひとつ)

TOPICS:店舗デザイナーからの視点

広島でおしゃれな花屋さんの店舗設計を手掛けたデザイン事務所FATHOMのデザイナー・中本氏のインタビュー。

また、神宮前のVOICE店主・香内氏と、店舗を設計したデザイナーの対談も。感性の合うデザイナーの探し方や、頼むときに明確にしておいた方がいいことなど。

これからお店をつくろうとしている人は参考になりそう。

 

その他、特集の最後には、ショップデザインにこだわりのありそうな花屋さんが4店舗紹介されています。

なるほど、店舗設計という視点でお花屋さんを見てみるのも面白い。ちょっと見に行ってみたいな…と思う花屋さんも見つかりますよ。


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特集2.フローリストが通いたい・参考にしたいレッスン

フローリストが通いたい&参考にしたいレッスン、ということで5つのレッスンが紹介されています。

フローリストがレベルアップのために通いたい、レベル高めのレッスンとして、「Iria」「Fra cotta Deco」「上野雄次」。参考にしたいレッスンとして、オンラインレッスンに力を入れている「KACHA」が紹介されています。

インスタライブでレッスンをするKACHAの古川さんのやり方は、参考になることが色々ありそうですね。必要な道具や、SNSでの告知タイミングなども語られています。

また、資材販売の松村工芸が運営する「アンナサッカ」では、動画撮影とライブ配信ができる東京スタジオを新設。会員登録すると利用できるようになるそう。

コロナでレッスンのやり方を考え直している花屋さんも多いのでは。じっくり読むと、参考になるヒントが見つけられそうな特集です。

特集3.芸術の秋に贈る花束&アレンジメント

バレエの発表会・ピアノの発表会・ブランドの展示会・絵画展…などに贈る、というテーマで制作した作品たちを紹介。

確かに、秋はそういうテーマありきのご注文が多いかも。イメージに合わせた商品作りの参考に。

今月のバラ

世田谷花きのバラ担当による、毎月バラの品種を紹介するコーナー。市場入荷から数日後の開いてくる姿や生産地の情報がありがたい。

今月は、群馬県・新木バラ園「ローズコレクション」の『マナナ!』。高芯剣弁のザ・バラ!という花型で使いやすい、黄色~オレンジ系のバラ。

群馬県北部にある昭和村は標高が高く、夏は冷涼な気候。そこで土耕栽培にこだわって作られている生産グループが「ローズコレクション」。

マナナ!はつんとしたつぼみの形も可愛いし、咲き進むとしっかり開くバラというイメージ。バラらしくていい品種。

 

まとめ。

今月は花屋の店舗デザインという、ちょっと目先の変わった特集で面白かったです。

店舗デザイナーや設計からの目線。お店をつくる予定のある人には、すごく参考になったのではないでしょうか。

次回の巻頭特集は、クリスマスリース特集!いよいよ年の瀬、もうクリスマスです。

次号も楽しみにしています!

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