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花の仕事

【月刊フローリスト】2018年2月号 読後メモ。

お花屋さんの業界誌といえば、誠文堂新光社の『フローリスト』。

お花の仕事をしていると、毎月なんとなく目を通している人も多いのではないでしょうか。

かくいう私もその一人ですが、いつもパラパラ読んで終わってしまうので、内容メモを作ることにしました。

ブログに残すことで、後から検索できるようにするのが第一の目的。基本的には自分の興味に沿ったメモですが、「今月買おうかどうしようかなー」と迷っている人の参考になれば幸いです。

 

特集1.カラフルアレンジ!

巻頭特集は「カラフルアレンジ」。各フロリストがつくる”カラフル”を紹介。

「ナチュラルスタイルにおいてのカラフル」「インスタ映えするカラフル」「パンチのあるカラフル」などテーマにわけて制作した作品(インスタ映えが一番かわいい気がする)。

 

タンブラー&フラワーズの渡来徹さんのインタビュー「マルチカラーの色合わせを考える」面白い。

「合わない花は基本的にない」には同意。大事なのは花と花をつなげる技術。渡来さんは「季節感・形状・質感・水分量など共通項を探す」とのこと。

花合わせの共通項は「色」だけではないので、こうやって言語化しておくといいかも。自分の場合は「季節感・地域性・トーン・質感・形状」とかだろうか。

「1輪の中に2~3色入っているものは使いやすい」というのは言われてみれば確かに。複色の花はそれぞれの色を1色と捉えられる。マルチカラーの色合わせは面白いので好き。お客さんからのオーダーは少ないけど。

 

特集2.洋食器のテーブルコーディネート

食器に焦点をあてた特集。テーブルコーディネート例と解説。

洋食器の様式・世界の名窯などの紹介もあったけどちょっと物足りない。1冊専門の本を読む方がよさそう。

 

花と人は世界を巡る

フランスの花屋から、エコ、エシカル、自然志向の話題。

フランスでは2016年から使い捨てビニール袋が禁止されたらしい。ニーズに応えるためセロファンは用意してるけど、ラッピングはクラフト紙を使っている。自宅用だと何も包装はいらない、というお客さんも。

買う人の意識も高いのかも。日本の過剰包装(花1本買うだけで包装紙、延命剤、手提げビニール、大げさだと思うのは私だけ?)と反対の方向で印象的。

 

花の造形理論

橋口先生の造形理論は「空間構成」。

ディスプレイ、ウインドウ装飾などに参考になりそう。

 

「コロンビア」特集

コロンビアの首都ボゴタの花市場、花屋さんレポ。3地点より。

 

1.パロケマオ市場 花市場は場外にあり、一般の人も買いに来る。

2.フローレス駅 大小60以上の花屋が集まる駅。

3.エル・ビレイ公園 花屋が集まる建物が2棟(14軒)ある。

 

コロンビアの人にとってずいぶん花は身近な印象。市場ではバラ25本が10000ペソ、花屋のアレンジは20000~30000ペソ。10000ペソは375円くらいらしい。

こんなに花屋があって成り立ってるってことは、みんな花をよく買うのかな?10000ペソって普通の人の収入に占める割合はどのくらいなんだろう?

 

 

園芸探偵「津田仙と園芸のキリスト教人脈」

松山誠さんの、近代日本の園芸をめぐるコラム。

津田仙は、津田梅子の父親。園芸界の福沢諭吉。キリスト教の人脈の中には、横浜に花屋「よしの」を開いた長坂毅氏も。

長坂氏→25歳で渡米、神学を学び園芸技術を学び、日本へ帰国。本牧に花畑・温室をつくり花卉生産、横浜のホテルや艦船に花を売っていた。アレンジやコサージュの技術もあったから、日本にいた西洋人に重宝されたのだろう。

鎖国が終わって西洋文化が入ってきた頃の話は面白い。花の技術を覚えることは今のIT企業のように、先端技術、ビジネスだったんだなーと思う。

 

旬花探訪 「ツバキ」

京都伏見の「月本園芸」のツバキ。花木(切花)として出荷されるツバキがどうやって作られているか。

つぼみをふかす用の「室(むろ)」がまだ残っている。(花木は固いつぼみの状態で収穫し、暖かいところでつぼみをふかしてから出荷する。現在はビニールハウス)

まんべんなくつぼみがついた木はごっそり収穫。そのあと4~5年は養生。その繰り返し。

 

調整作業は職人技。収穫した枝を、葉・つぼみが綺麗に見えるように藁でたばねていく作業。お父さんにしかできない。

池坊六角堂の花市の社長談、茶花につかうツバキは一把の中からほんの1本あるかないか。品種名がわかる方が喜ばれるけど、ツバキは自然交雑も多いので難しい。常時たくさん必要なわけではないけど、なくなると困る、とのこと。

 

花木の生産はちょっと独特で面白い。栽培と自然採取の間のような。こういう産地があるから季節の枝物が手に入るのだな。束ねる(しおる)技術の深さも。