読書メモ

【フローリスト】2023年6月号 読書メモ

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お花屋さんの業界誌と言えば、誠文堂新光社のフローリスト


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現在、隔月刊で発行されていますが、バラエティに富む充実した内容になっています。

今回は、強みのある花屋という特集。花だけを取り扱うのではない、個性豊かなお花屋さんが続々登場。何か参考になるアイディアが見つかるかも。

さっそく見ていきましょう!

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誠文堂新光社
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特集:生花や植物+αの魅力を探る 強みのある花屋

最近、従来のお花屋さんとはひと味ちがう個性豊かなお花屋さんが増えていますが、生花のセレクトやデザイン以外の要素で他店と差別化している9店の紹介です。

Boheme.
「花を着崩す」をコンセプトに、ファッション感覚で日常に花を取り入れてほしいと始めたお花屋さん。こだわりのメニューが楽しめるカフェがあり、撮影スタジオとしても活用されています。オーナーは写真家で、店内の花を使った記念写真の撮影もしてくれるそうです。

JADE’R TOKYO
ワインバーを併設した花屋。広くてゆとりのある空間では、お花のレッスンやワインを飲んだり読書ができたり。花とワインボトルのセットもギフトとして人気が高いそうです。

sukima
営業日が水曜日と週末、営業時間が夕方から夜と、特徴ある花店。バーとして楽しめるスペースもあり、木造の一軒家をリノベーションした店内は、個性的な空間が魅力です。

PART OF NATURE
海外から仕入れたヴィンテージの花瓶が並んだ店内。花瓶とお花を一緒に提案したくて、お花も常時扱うことにしたのだそう。店内には様々なオブジェがあり、楽しめます。

Le coin
古民家を改装したドライフラワー専門の花屋兼カフェ。アンティーク家具が置かれた店内は居心地がよさそうです。

インタビュー:karendo
全国に40店舗を展開しているカレンドの紹介と、商品開発や出店戦略についてインタビューした記事。花とフラワー雑貨のギフトショップというカテゴリーになるというショップは、各ショップで立地や客層に合わせた商品展開や企画を行っているそうです。

DEAR, FLOKS & FLOWERS
生花もドライフラワーもアンティークも、花にまつわるものが集う美術館のようなお店。ロスフラワーの取り組みも行っています。

REN
圧倒的なグリーンの品揃えとさまざまな新しいサービスを打ち出しているお店。グリーンの下取りやリサイクルなど、サスティナブルなサービスも展開しています。

ēna tō nico
空色のトラックで生花を販売しているお店。車一台で仕入れ、出店、配達をこなします。出店場所によってお客様が求めるテイストが異なるため、仕入れる花を変えているそうです。

インタビュー:Mellow
移動販売車と出店場所のマッチング事業を行う株式会社Mellowに、移動販売の現状について尋ねた記事。コロナ禍で飲食以外の移動販売も増えているとのこと。「SHOP STOP」というアプリを運営し、移動販売の場所や出店日時を確認できるようにしています。


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ロンドンのお花屋さん巡り

フラワーデザイナー高野のぞみさんが大好きなお店や世界的に有名な花店、レッスンを受けてみたかったお店を訪ねます。

NHKの旅番組「世界はほしいモノにあふれてる」で放送された内容のまとめ記事ですね。番組も見ましたが、英国の花文化がわかる良い企画!

https://twitter.com/nhk_sekahoshi/status/1634358476808900609?s=20

アンティークショップ巡りでは、お気に入りの4店と今回発掘した器が花を生けた写真入りで紹介されています。

NHKの旅番組「世界はほしいモノにあふれてる」スタジオ装花の様子も紹介。

石井勇義没後70年 牧野富太郎と編集者・石井勇義

NHK連続テレビ小説「らんまん」のモデル・牧野富太郎は、誠文堂新光社と深いかかわりがあるといいます。誠文堂新光社の看板雑誌『実際園芸』を創刊し主幹を務めた石井勇義と牧野富太郎との関係や二人の活動をふり返った記事。

石井は半生をかけて『園芸大辞典』を編纂・執筆しましたが、牧野博士はこの仕事をバックアップしていました。

また、二人は父と子のような親しい間柄で、図鑑の出版など植物を中心に多くの活動を共にしたとのこと。ふたりが30歳の年の差だとは知らなかったです。

当時の人間関係や、牧野博士の個性に触れた興味深い記事でした。牧野博士のわがままエピソードがたくさん出てくるので、「らんまん」見ている人はくすっと楽しめます。

>>2023年NHK朝の連ドラ「らんまん」の主人公!牧野富太郎は何をした人?

連載記事

[新連載]花束の解剖学

フラワーデザイナーの梶谷奈允子さんがほどよいバランスの花束を作るという目的で、花束を解剖してどんなバランスが秘められているか探ります。

ミックスカラーとバイカラーの花束で「色」のバランスを検証。素敵な花束をバラして、色ごとに何本ずつ使っているか並べてみています。なかなか面白い結果になっています。

ボタニカル・メタモルフォーシス

今回は、サンダーソニアと葉物で表現する造形。サンダーソニアを一輪ずつ切り分けてグラデーションと立体感のあるリングに。土台に使うミスカンサスはループにしてパーツを作ります。

見慣れたサンダーソニアとは全くちがう作品ができあがります。

季節の枝物

6月の枝物:キイチゴ
キイチゴの枝のフォルムを生かし、バラ、アストロメリア、ナデシコと合わせ、色は赤とグリーンに限定したデザイン。

7月の枝物:アセビ
アセビの大きくカーブした枝を主役にしたデザイン。足元にだけ他の花材を入れてアセビを生かしています。

バラの解体図譜

世田谷花きバラ担当による連載。今回は#紅華美。「ハッシュタグべにはなび」と読むそうですが、ハッシュタグシリーズとして世界で展開予定で、日本先行販売の第1号です。生産地は静岡県掛川市のJA掛川市。

花色はレッドブラウンで裏弁は白、細い花弁が特徴です。葉は濃いグリーンで、トゲはほとんどありません。

ある日のひと皿

今回は野菜をたくさん味わえる料理ということで、グリーンピースや菜の花、新玉ねぎを使ったレシピでした。

[新連載]草木育種

種木屋として草木の生産培養を担う塩津植物研究所が、盆栽を紹介しながら自分たちが考える草木と人の暮らしのあり方を伝える連載です。

旬花探訪

今回は、島根県アジサイ研究会のアジサイ(鉢物)。「万華鏡」をはじめとした島根県オリジナルのアジサイシリーズは品種が増え、今年は純白の新品種「月うさぎ」もお披露目されました。

生産性を度外視して、「お客様目線で美しいと感じるかどうか」だけを基準にしてマーケティングを敢行したアジサイ研究会。手がかかり、苦労の多い品種だそうですが、島根県のブランディングにつられるように母の日のアジサイ全体の販売が伸びたという声も聞かれるとか。

島根県オリジナル品種も理想的な循環ができつつあるそうで、今後が楽しみですね。

まとめ。

新連載も始まり、今月号も盛りだくさんの印象でした。特集で登場したお花屋さんは、オーナーがご自分の持ち味を生かして運営しており、なるほどと思いました。

次号の特集は、「jardin du l’llony特集」、「知りたい!パリのお花屋さん」。

日本、海外の魅力的なお花屋さんを知る機会です、楽しみにしましょう。

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