読書メモ

【月刊フローリスト】2021年4 月号 読書メモ

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お花屋さんの業界誌といえば、誠文堂新光社の『フローリスト』


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お花の仕事をしていると、毎月なんとなく目を通している人も多いのではないでしょうか。

かくいう私もその一人ですが、いつもパラパラ読んで終わってしまうので、内容メモを作ることにしました。

4月号は、「花と器の相性」。花の器は掘れば深いテーマなので楽しみ!

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特集.花と器の相性

花屋さんと器

巻頭は若井ちえみさん(duft)。かなり個性的な、カラフルなアンティークなどの花瓶を並べるアトリエの様子が紹介されています。

次に青山のFUGAさん。切花から大型の観葉植物まで揃うお店で、たしかに器の品ぞろえも多いので、それぞれの解説は面白く読みました。器をちゃんと売ってるお花屋さんて少ないのでけっこう貴重ですよね。

そのあと「花屋さんと器」として、6軒のお花屋さんの「器を使ったアレンジ」を紹介。器と花との取り合わせは工夫のしどころがあって面白いですよね。それぞれ面白いけど、器を売っているというよりは、活けこみなどで使う器を紹介しているようでした。

オンリーワンの花器を扱うショップ

花器を扱うショップとして3軒を紹介。

Jikonka Tokyo
PART OF NATURE
Atelier ANORM

器は好みが大きいので、どこがいい!とも言えないけど、気に入った器は買ったほうがいい。量産品でない場合、一期一会ですからね。

青山フラワーマーケットの器

今特集で一番面白かったのはこれ。「器から提案する、花の魅力と楽しみ方」として、青山フラワーマーケットのブランドクリエイター・江原久司さんのお話。

青フラさんで企画デザイン・販売されている花瓶がどのようなコンセプトでうまれたのか、商品ごとの解説がとても勉強になりました。


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小特集:北中植物商店 第2章

8ページにわたって組まれた小特集は、三鷹市にある「北中植物商店」のオーナーインタビュー。今ある木造平屋の建物の取り壊しが決まり、新しい場所でオープンする準備のお話など。

失礼ながら知らないお店だったので、ふうん…と思いながら読みましたが、フローリストとして独立して10年、パートナーと協同しながらお店を育ててこられた様子を垣間見せていただいた感じで、お花屋さんを目指す人には参考になるかも。

小特集:三宅花卉園の春の花図鑑

今月号の中で一番よかった特集!!

千葉県茂原市で南米や南アフリカ産の球根花を栽培している三宅花卉園さんの、春のラインナップ。

リューココリーネ、アルストロメリアのカリオ系、ラケナリア、ツルバキアなどなど、マニアックな小花のオンパレード!多彩な品種がわかりやすく紹介されています。

そうそう、こういう特集が見たいのよフローリストさん!と膝を打つ保存版です。

ヴェール・デ・グリの季節のギフトレッスン

花屋のディスプレイ(切花の並べ方)

生花のディスプレーとして、実際にお店のスペースに切花を陳列していく様子が写真で紹介されています。これはお花屋さんで働く人にはけっこう勉強になるのでは。

今月のバラ

世田谷花きのバラ担当による、毎月バラの品種を紹介するコーナー。市場入荷から数日後の開いてくる姿や生産地の情報がありがたい。

今月は、愛知県田原市・ローズマート出荷組合の『アニマート』。ふんわりと咲く深いピンクのスプレーバラです。

ローズマートは5人からなる個選共販で、「夜冷バラ」というカテゴリをつくり、全ハウスに冷房設備を完備。夏冬通した加冷・加温と渥美半島の豊富な日射量で365日安定出荷をしているそう。

まとめ。

今月号は「花と器」ということで、青山フラワーマーケットさんの花瓶デザインの話が面白かったです。青フラさんがフローリストに出ることってあまりないのでは…?

また記事広告では、タキイ種苗さんのヒマワリ”サンリッチ”シリーズの紹介や、グリーンウイングスジャパンさんのスプレーマムなど、読み応えのある花紹介記事があったのも印象的でした。

来月号は、「東信」。なんと、ひとりのフラワーアーティストが巻頭特集になっちゃうなんて、とっても珍しいのでは???注目したいと思います。

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