”夕霧”の名前のとおり、霧のようにふわふわとした花が特徴的な「ユウギリソウ」。
地味な花と思いきや、輸入品もあり1年中出回っていたり、新しいカラーの品種もあったり、使いやすく侮れない脇役のひとつです。
今回は、そんな「ユウギリソウ」を紹介します。
ユウギリソウってこんなお花!
ユウギリソウの基本情報です。
ユウギリソウの基本情報
学名:Trachelium caeruleum
分類:キキョウ科 / ユウギリソウ属
和名:夕霧草 英名:Throat wort
別名:トラチリューム
原産地:南ヨーロッパ・北アフリカ
1年中出回っていますが、国産が多く出回るのは春~6月頃。それ以外の時期は輸入品もあり、比較的手に入れやすいお花です。
価格は1本200~300円ほど。色は紫色が多く、白、グリーンの品種もあります。
ユウギリソウの切花の飾り方・日保ちについて。
ユウギリソウの切花、日持ちはする?
ユウギリソウ、日持ちはまあまあ良い花です。花が小さいので、傷んでいるのがわかりにくいというのもあります。
水あげが良い方ではないので、大きな葉はなるべく取り除くといいでしょう。
ユウギリソウの飾り方・飾るときの注意など。
茎を斜めにカットして活けます。切り口から白い樹液が出るので、洗い流してから使いましょう。
ユウギリソウの花言葉は?
花言葉は、『穏やかな精神』『やさしい愛情』など。
ユウギリソウの豆知識いろいろ。
アップで見るとかわいい!
キキョウ科の花だけあって、アップで見るとミニチュアのキキョウのような花がびっしりついているのがわかります。
ふんわりとアレンジの穴埋めやボリュームアップに使われがちですが、よく見ると単体でも可愛らしいですね。
注目品種もいろいろ
ユウギリソウといえば紫か白のイメージだったのですが、最近グリーンの品種を見るようになりました。
”ジェイドグリーン”というこの品種は、花の付き方が普通のユウギリソウと少し違っていて、ふさふさした感じ。切り分けてアレンジなどにも使いやすそう。
押し花やドライフラワーとしても人気が高いそうです。
切花のユウギリソウ、まとめ。
ユウギリソウ、まとめです。
・旬は春~初夏だけど、輸入品もあり、周年出回る
・紫・白・グリーンなどの品種がある
・細かい花がふんわりついていて、穴埋めやボリュームアップに最適
・切り口から樹液が出るので洗い流して使うこと
地味なのでつい見逃してしまう花ですが、よく見るととても可憐なユウギリソウ。紫色なので、ハロウィンの時期にも見かけます。
見つけたらぜひ、手に取ってみてくださいね。
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