秋の花といえば真っ先に思い浮かぶ『コスモス』。漢字では「秋桜」などと書き、日本では秋の花として愛されています。
でも実は、日本原産の花じゃないって知っていました?今回は、そんな『コスモス』を紹介します。
コスモスってこんなお花!
コスモスの基本情報です。
コスモスの基本情報
学名:Cosmos bipinnatus
分類:キク科 / コスモス属
和名:秋桜 英名:Cosmos
原産地:メキシコ
出回り時期は9~10月がメインです。価格は1本150~300円ほどでしょうか。ピンク系のミックスタイプのものが、ザ・コスモス!という感じで出回ります。
ピンクに比べれば少ないですが、黄色系の品種もあります。また、ここで解説するコスモスとは別に「キバナコスモス」や「チョコレートコスモス」といった園芸種もあります。
コスモスの切花の飾り方・日保ちについて。
コスモスの切花、日持ちはする?
か弱そうなイメージのコスモスですが、意外と日持ちします。しっかり水あげされていれば、つぼみも咲いてくるでしょう。
葉っぱは傷みやすいので、なるべく整理してから活けた方が良いです。ちょっと寂しいかな?くらい取り除いてしまって大丈夫です。
コスモスの飾り方・飾るときの注意など。
コスモスは数日間は日持ちしますが、水落ちもしやすいです。毎日茎を少しずつ切り戻してあげると、長く楽しめると思います。
お花屋さんで湯あげ(お湯につけて水あげする方法)をしたコスモスは、茎の切り口の部分が茶色く変色していることがあります。この部分はカットしてから活けましょう。
コスモスの花言葉は?
花言葉は、『乙女の恋』『純心』『謙虚』『調和』『平和』『美しさ』 など。
コスモスの名前の由来は、ギリシャ語で「秩序」「調和」を意味するKosmos。美しく放射状に花びらが並んでいることから、そのような名前がついたそう。
花言葉もそれに由来した「調和」や、そこからイメージされる「平和」「美しさ」などがつけられています。
品種・合わせたいお花・おすすめの使い方。
切花で出回るコスモスの品種
有名な品種は
・ピンクのフチ取りが可愛い「ピコティ」
・ピンクや白系などメジャーな「センセーション」
・大輪の「ベルサイユ」シリーズ
・八重咲の「ダブルクリック」シリーズ
・黄色・オレンジ系の「イエローキャンパス」「イエローガーデン」「オレンジキャンパス」
などがあります。
キバナコスモスとチョコレートコスモスはコスモスと違うの?
コスモスと名前がついて出回っているその他の種類に「キバナコスモス」と「チョコレートコスモス」があります。
キバナコスモス(学名:Cosmos sulphureus)↓↓
チョコレートコスモス(学名:Cosmos atrosanguineus)↓↓
どちらも、キク科コスモス属ですが、一般的なコスモス(学名:Cosmos bipinnatus)とは同属別種。
切花としては、キバナコスモスは秋に多く、チョコレートコスモスは周年通して市場に出回っています。
コスモスの豆知識いろいろ。
原産地はメキシコ
日本人には馴染み深いコスモスですが、原産地はメキシコ。
コロンブスがヨーロッパからアメリカ大陸に到達したのちに、スペインへ持ち帰られたのが最初だとか。
日本へは江戸時代終わり頃に持ち込まれたようですが、はっきりしたことはわかっていません。
切花のコスモス、まとめ。
コスモス、まとめです。
・9~10月に出回る秋の花
・葉っぱを整理してから活けるのがコツ
・別種で「キバナコスモス」「チョコレートコスモス」もある
・原産地はメキシコ
みんな知ってる秋の花『コスモス』。繊細で風にそよぐ花姿は、シーズン中に一度は楽しみたいもの。季節になったらぜひ一度飾ってみてくださいね。
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