ランの仲間の中では、ちょっとマイナーなエピデンドラム。ひとつひとつの花は小さいけど集まって丸く咲く姿はかわいいし、いろんな色があるし、なんといっても花もちがすごくいい!
もっと人気が出てもいいのにな…と思う花のひとつ、今回は『エピデンドラム』を紹介します。
エピデンドラムってこんなお花!
エピデンドラムの基本情報です。
エピデンドラムの基本情報
学名:Epidendrum
分類:ラン科 /エピデンドラム属
和名:虹手毬蘭
原産地:中南米
周年出回っていますが、国産の旬は春。3~5月の出回りが多いです。価格は1本400円くらいからでしょうか。
色は、オレンジ・赤・黄色・濃いピンク・淡いピンクなどがあります。国内の産地は四国が有名。
切花として出回るようになったのは比較的新しいランだと思います。
エピデンドラムの切花の飾り方・日保ちについて。
エピデンドラムの切花、日持ちはする?
エピデンドラムの花は、すごく長持ち!下の方の花から傷んできますが、全体としては2週間近く楽しめるのではないでしょうか。
1週間後、一番下の花が少し傷み始めたところ。↓
16日目。傷んだ花を取ればまだまだ楽しめます。↓
エピデンドラムの飾り方・飾るときの注意など。
エピデンドラムは、葉っぱと花のバランスがとても個性的。ぜひこの葉も生かして活けたいところです。
水あげは良いので、茎をななめにカットして活けるだけで大丈夫です。
入荷するときも、水入りのピックがついているので、空切りするだけでOK。手のかからない良い子です。
エピデンドラムの花言葉は?
花言葉は、『可憐な美』『孤高のあこがれ』など。
エピデンドラムは土ではなく、樹木などにくっついて生える「着生ラン」。手の届かないところに生えるイメージから、「孤高のあこがれ」の花言葉がついたのだそう。
切花のエピデンドラム、まとめ。
エピデンドラム、まとめです。
・周年出回っているが、国産は春が旬。
・いろんな色がある、着生ランのなかま。
・日持ちばつぐん!2週間以上楽しめる。
あんまりメジャーではないエピデンドラムですが、とても魅力的な花。色によって印象も全然違うので、ぜひいろいろ試してみてください。
参考サイト
大田花き「産地ウンチク探検隊」
四国のエピデンドラム産地を訪ねています。栽培方法など詳しくて読み応えあり!
▶前編
https://www2015.otakaki.co.jp/blog/place/archives/2012/02/17.html
▶後編
https://www2015.otakaki.co.jp/blog/place/archives/cat-99/
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