日持ちもして、南国の雰囲気を出せる花といえばランの仲間。
その中でも『デンファレ』ほど馴染み深く、手に取りやすいランはないのではないでしょうか。カクテルや料理に添えたり、きっとどこかで見たことあるはず。
今回はそんな『デンファレ』をご紹介します。
デンファレってこんなお花!
デンファレの基本情報です。
デンファレの基本情報
学名:Dendrobium bigibbum
分類:ラン科 / セッコク(デンドロビウム)属
原産地:ニューギニアから北部オーストラリア
1年を通じて出回ります。タイなどからの輸入品が多く、値段も比較的安価。1本200円~400円ほどで購入できます。国産品もあり、国産品の方がやや高価です。
濃いピンク系の品種が多く出回っていますが、白・淡いピンク・淡い紫・ライムグリーンなどの品種もあります。
デンファレの切花の飾り方・日保ちについて。
デンファレの切花、日持ちはする?
デンファレはランの仲間なので、比較的日持ちはよい花です。
下から順に咲いていくので、枯れるのも下の方の花から。こんなふうに萎れていくので、だめになった花は取り除きましょう。
長く活けていると茎も傷みやすく、黄色っぽくなってきたら要注意。(デンファレの茎が腐ると嫌なニオイがします)
こまめに切り戻し、黄色くなってきた茎は切り落としていきましょう。花だけをお皿などに浮かべても楽しめます。
枯れたり、腐ったりした部分を早く見つけて取り除くのが、デンファレを気持ちよく楽しむコツです。
デンファレの飾り方・飾るときの注意など。
1本の長さがそれほど長くないので、そのまま飾るのがよいと思います。アレンジなどに使うときは、花の上で茎をカットし、切り分けて使います。
茎はななめにカットしましょう。水あげはそれほど難しくありません。普通にカットして活けるか、水切りをしましょう。
デンファレの花言葉は?
花言葉は、『わがままな美人』『魅惑』『お似合いの二人』 など。
品種・合わせたいお花・おすすめの使い方。
色はピンク・白・ライムグリーンなど
よく見る品種は、お馴染みの濃いピンクの「ソニア」、少し薄い「アンナ」。
薄いグリーンの「アップルグリーン」や「インペリアルグリーン」、アプリコット色の「アプリコットロマンス」、薄いピンクの「イチゴダイフク」、白の「シンガポールホワイト」「クリスタルホワイト」など。
国産品は茎も長くて花もち良し!
国産品の産地は沖縄です。輸入品より丈が長く、先端の方まで花が咲いているものが多い。花は小輪ですがたくさん付いていて豪華な雰囲気。
白の「ジャックハワイ」、ピンクの「プラモット」や「サクラピンク」、レモン色の「レモンブーケ」など。
輸入品よりちょっと値段は高めだけど、自宅で長く楽しむのなら、国産品おすすめです。
切花のデンファレ、まとめ。
デンファレ、まとめです。
・安価で使いやすいランの代表!
・輸入品と国産品(沖縄産)があり、国産品の方が少し高価。
・ピンク以外にも、白・淡緑・紫・アプリコット色など品種もたくさん。
きっと見たことがある、身近なランの花『デンファレ』。じつはいろいろな品種があって、すごく楽しめるお花のひとつです。変わった品種を見つけたら、ぜひ一度手に取ってみてくださいね。
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