秋と春の2回、秋分の日と春分の日を中心とした7日間が「お彼岸」です。お彼岸には家族でお墓参りに行く、という方も多いのではないでしょうか。
お花屋さんにとっては、お墓参りの花を大量生産する超繁忙期のひとつ。
あまり気にして見たことがないかもしれませんが、春彼岸と秋彼岸では、お墓参りに使える花も少し違ったりします。
今回は、春のお彼岸によく使われる花・おすすめの花を集めてみました。お墓参りの花選びに、参考にしてみてください。
キンセンカ:和風の仏花に使われるビビットなオレンジ

春のお彼岸といえばキンセンカ。特に菊をメインとした仏花でよく使われます。
流通段階では固いつぼみのことが多いですが、暖かくなると徐々に咲いてきて鮮やかなオレンジ色になります。花は小さめのガーベラくらいの大きさ。
ストック:背を高くしたい仏花で重宝される春の花

和風でも洋風でもお参りの花に使いやすい春の花といえば、ストック。
枝分かれしているスプレー咲きと、1本すっと長いスタンダードタイプがあります。仏花で重宝されるのはスタンダードタイプ。
まっすぐ伸びるラインフラワーとして使われます。色味も、淡い色からビビットなピンクや紫まで幅広く、菊に合わせるもよし、洋花でまとめてもよしの万能選手。
スイトピー:1本で春のいろどり

春の花の代表格であるスイトピー。菊を束ねた一般的な仏花にも、1本添えるだけで春らしさが加わります。
紫・ピンク・黄色など、色味も豊富。洋風の花だけでまとめるのにも人気ですし、小さなお墓に少しずつ供えるにもお手頃な値段なので重宝されます。
フリージア:香り良く、長持ちする春の花

春らしい花で品があり、大人っぽくまとまるフリージアもお墓参りの花に人気。菊などの和花とも相性抜群です。
つぼみは徐々に咲いてきますので、お供えしたあとも長持ちします。香りが良いので、春らしいお参り花におすすめです。
桜・雪柳:故人にもお花見を

定番!というわけではないのですが、枝ものを入れた仏花というのも季節感があって良いものです。
春彼岸のころはまさに切り枝のサクラが旬。彼岸桜や啓翁桜など、切花用のコンパクトな枝ものが多く出回っています。普通のお参り花に1本添えるだけで、お花見仕様のお参り花に。

また、白い花が雪のように咲くユキヤナギも春彼岸のお参り花におすすめ。1本入れるだけで品よく華やかにまとまりますよ。
まとめ

春彼岸のお参り花に添えたい、春の花を選んでみました。
一般的に売られている墓参り用の花は、菊・カーネーション・スターチスなどを使った季節感を問わないものが多いのですが、1~2本春の花を添えるだけで季節感が出て、がらりと印象が変わります。
せっかくのお墓参り。今年は季節の花をお供えしてみてはいかがでしょうか。
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