切花を楽しむ生活には欠かせない、花専用のハサミ。しばらく使っていると、汚れが気になってくることもあるのではないでしょうか。
洗ってもスッキリ落ちないし、ハサミのお手入れ方法はなんだか難しそう…
そんな皆様のために!
今回は、専用クリーナーを使ってハサミのお手入れをしてみた方のレビューを紹介します。
やってみれば意外とカンタン!せっかくお花を楽しむのだから、ハサミもこまめにお手入れして、切れ味よい状態をキープしましょう。
人気の花ハサミ『ハンドクリエーション』
切花初心者さんにも大人気の花ハサミといえば、坂源のハンドクリエーション。
切花の茎だけでなく枝物もスパスパ切れる優れもので、愛用している方も多いです。(最近では超人気ドラマ・半沢直樹2020年版でも小道具としてチラッと出演していましたね…!)
ハンドル部分のカラーバリエーションが豊富なのも魅力です。
見ためも使い勝手もピカイチのハンドクリエーションですが、刃が白いのでヤニ・シブが目立ちやすいのもまた事実。
お水で洗っても落ちない、中性洗剤で洗っても落ちない、フッ素コートが剥がれている訳でもない。
こういった場合は、樹液であるヤニ・シブが付着して黒ずんでいると考えてまず間違いないでしょう。
そのまま放っておくと、どんどん切れ味が悪くなり、せっかく専用のハサミを使っているのに導管がつぶれてお花の保ちにも影響します。
坂源「ヤニ・シブクリーナー」を使ってみよう
落ちにくいヤニ・シブには、専用のクリーナーがおすすめ。
ハンドクリエーションのメーカー・坂源さんからも「シブ・ヤニ取りクリーナー」が販売されています。
今回はこのクリーナーを使って、ハサミのお手入れをしてみました。
花ハサミにつく汚れは何?
ハサミを使って植物を切っていると、ハサミにだんだん黒い汚れがついてきます。これは植物のヤニやシブによるもの。
樹液(ヤニ・シブ)の成分は植物によって変わるので一概にこれ、とはいえません。専用ハサミのメーカーが出しているクリーナーを使うのが確実です。
どのくらい汚れたらする?お手入れの目安
今回クリーナーを使ってみるのはこちら。左側のハサミです。(右は比較のための新品)
まだまだキレイに見えますが、使っていると切れ味が変わってきているのに気づくものです。
私の場合は、茎の柔らかいカラーを切ったときに、手応えがふにゃっとして切れ味が鈍った感触がありました。
カラーが痛んでしまっているからかな?と思いましたが、たまたま手元にあった予備の新品を試しに使ってみたところ、傷んだはずのカラーがスパスパ切れるので驚きました(そのカラーは、無事10日程度咲いてくれましたよ)。
なんだか切れ味がいつもと違うかも…?と感じたら、早めにクリーニングしてみましょう。
スパっと切れるハサミで切る方が、切り花の寿命も伸びる可能性が高まります。
花屋さんが使っているハサミはもっと真っ黒にシブがついていることがありますが、あれは参考にしないでくださいね(笑)一般の方とは使う頻度が全然違うので、汚れの付き方もハンパないのです。
それでも、きちんとしたフローリストはちゃんとハサミの手入れをしているものです。お店でそっとチェックしてみてください。
用意するもの
●坂源「シブ・ヤニ取りクリーナー」
●(あれば)防刃手袋
●キッチンペーパー
●ウエス(不要になったTシャツの切れ端などの布)
防刃手袋は、ホームセンターなどで売っている安いもので十分です。刃先を拭きますので、指の怪我防止に。
キッチンペーパーはハサミの下に敷いたり、刃を拭きとるときに。ウエスは最後の仕上げの乾拭き用です。
やってみよう!
切れ味が悪くなったハサミをキッチンペーパーの上に置いて、刃全体にクリーナーをスプレーします。
しばらく置いてから、キッチンペーパーで拭きとると…
どれどれ…
どうでしょう。中性洗剤でどんなに洗っても落ちなかったヤニ・シブが、綺麗に落ちました!!
なかなか落ちないときは、何回か繰り返してみてくださいい。新品とはいわないまでもかなり落ちるので諦めずトライしてみましょう。
最後の仕上げに、スプレーの水分をウェスできっちり乾拭きしておきましょう。
お手入れのあとに
刃先に刃物用椿油を塗ると、サビ防止にもなりますし、鋏の滑りがよくなります。ヤニ・シブもつきにくくなるように感じます。
もし時間に余裕があれば、最後の仕上げとして塗ってみてはいかがでしょうか。
まとめ
まとめです。
・花ハサミについた樹液(ヤニ・シブ)汚れのお手入れには、ハサミメーカーが出しているクリーナーを使うのがオススメ
・早め早めにお手入れするのがハサミにも花にも優しい
・お手入れ作業中は怪我に注意
・最後はしっかり乾拭きすること
今回は、専用クリーナーを使って花ハサミをお手入れする方法をご紹介しました。他メーカーさんからもいくつか商品が出ているので、また別の機会にレビューしたいと思います!
切れ味が悪くなってきたハサミは買い替えをするというのもひとつの考え方かもしれませんが、せっかく花を共に扱ってきた相棒です。
専用クリーナーを使った早めのお手入れで、長く大事に使ってみてはいかがでしょうか。
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