読書メモ

【月刊フローリスト】2020年10月号 読書メモ

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お花屋さんの業界誌といえば、誠文堂新光社の『フローリスト』


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お花の仕事をしていると、毎月なんとなく目を通している人も多いのではないでしょうか。

かくいう私もその一人ですが、いつもパラパラ読んで終わってしまうので、内容メモを作ることにしました。

10月号は、「暮らしにもっと、ドライフラワー特集」

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去年も10月はドライフラワー特集でしたね。秋の風物詩かな?

特集1.暮らしにもっと ドライフラワー

TOPICS:ドライフラワー専門店特集

ドライフラワーを専門に扱っているお店6店舗の紹介記事。去年もそうだったけど、東京のお店はひとつもないんですよね。取り上げないだけなのか、専門店はないのか、不思議なところ。

紹介されているお店はどこも、店内いっぱいにドライフラワー!という感じ。スワッグやアクセサリーなどを販売しているお店もありました。

botanico(広島県呉市)
dried.flower.leaf(静岡県浜松市)
tokohana(福岡県糸島市)
botanical.works(大阪府高槻市)
earth garden(福島県郡山市)
花と珈琲ホキ(福岡県那珂川市)

部屋を彩るドライフラワー

いろいろなショップによる、ドライフラワー作品の紹介。

ボタニカルクラフト

ドライフラワーを使って、さらにクラフトの楽しみを提案する特集。ハ―バリウム・キャンドル・押し花の3種を、それぞれ専門家がレクチャーしています。

なかでも面白かったのはキャンドルアーティストのマエダサチコさんの部分。

そもそも燃えやすいドライフラワーには慎重で、引火しないような工夫が必要と強調。キャンドルの上部1㎝には花材を入れないことや、キャンドルの芯を底面まで通さないことなど、細かいテクニックが載っています。

火を扱うんだから当然といえば当然なんだけど、知識なく安易にドライフラワーのクラフトをやるのは危ないのです。花屋もしっかり身に着けなければいけないですね。


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特集2.新店から老舗まで いい感じ!の花屋さん

「いい感じ」の花屋さん、注目の6店舗を紹介する特集。店舗と作品の紹介がされています。

近くにあったら、これを参考に足を運んでみるのもいいかもしれません。

Rosetta*H(京都府京都市)
quotidienne(大阪府大阪市)
花政(神奈川県小田原市)
Rust立川(東京都立川市)
Flower shop Quriosa(大阪府大阪市)
FLOWERS BAKE & ICE CREAM(東京都立川市)

6店目のFLOWERS BAKE & ICE CREAMは、日比谷花壇の新しい『花カフェ』。カフェスペースでは、エディブルフラワーを使ったメニューが楽しめるそう。

 

ヴェール・デ・グリの季節のギフトレッスン

京都の人気花カフェ「ヴェール・デ・グリ」が毎号担当しているレッスン企画。アーティフィシャルやプリザーブド、ドライを使ったレッスンも多く、なるほどな~と毎回参考にしています。

今月は、『ネイティブフラワーを長く楽しめるスワッグ』

スワッグって、花束やアレンジと違って「何をレッスンしたらいいんだ?」と思っているのですが、”スワッグは形・組み方に正解がないため、初めての人にもおすすめ”とのこと。

そうか、正解はないのか…。まあ、難しくなく、親しみやすいから流行っているのかもしれませんね。

レッスンの様子が丁寧に解説されていて、スワッグのレッスンをやってみようと思っている人におすすめの特集。花材の組み合わせを変えて印象を変えている作例など、参考になりますよ。

今月のバラ

世田谷花きのバラ担当による、毎月バラの品種を紹介するコーナー。市場入荷から数日後の開いてくる姿や生産地の情報がありがたい。

今月は、静岡県・神山ばら園の『オール4ラブ+』。大輪で安定した濃いピンクバラの代表です。

多くの産地で作られている品種ですが、神山ばら園のオール4ラブのファンも多いとか。

 

まとめ。

ドライフラワー、相変わらず流行中ですね。生花を扱う花屋としては少々複雑な気持ちですが、お客様からの要望には応えなければ!食わず嫌いせず勉強していきたいところです。

次回の巻頭特集は『おしゃれな花店の秘密』

どんな花屋さんが特集されるのでしょうか。楽しみにしています。

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