花の仕事

ヘンリー王子&メーガン妃の結婚式!ウエディングブーケは何の花?

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イギリスのヘンリー王子が、女優のメーガン・マークルさんと結婚されましたね。


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日本でも結婚式やパレードの様子が報道されたので、見た方も多いのではないでしょうか。

ロイヤルウエディング!ってことで、気になるのはウエディングブーケ。どんなお花が使われていたのか、まとめてみました。

 

可憐な小花を束ねたナチュラルブーケ。

パッと見たときわかったのは、全体をふわふわと覆うようなアスチルベ。

その他には、スイートピー、アストランチア、スズラン、ジャスミン、ミルテの枝(ギンバイカ)などが使われています。

キャサリン妃のときも、スズランは入っていましたね。

ワイヤーやホルダーは使わず、ナチュラルに束ねたスタイルの小ぶりなブーケ。シンプルなドレスによく似合って、とても可愛かったです。

 


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ロイヤルブーケの伝統・ミルテの枝。

私たちはあんまり聞きなれない「ミルテの枝」。ミルテはドイツ語。英語ではマートル。日本語ではギンバイカ。マートルといえば、ハーブなどでも使われますね。

ヨーロッパでは古くから「花嫁がミルテの花や枝を身につける」風習がありました。

古代ギリシャでは、愛と美と豊穣の女神・アフロディーテに捧げる花とされていたそうです。フラワーデザインの古い文献にも、花嫁が身につけるミルテの花冠の記録があります。

 

英国ロイヤルファミリーのミルテは、1840年、ビクトリア女王とアルバート王子の結婚式のとき、ビクトリア女王が植えたもの。それ以来、英国王室の花嫁は同じミルテの木から摘み取られた枝をブーケに入れているのだとか。

 

ヘンリー王子が摘んだ花も入っていた!

今回のウエディングブーケ、なんとヘンリー王子がケンジントン宮殿の庭から摘んだ花も入れて作られていたのだそうです。さすがイングリッシュガーデンの国です。ロマンチック!!

摘んだ花はバラ(テレビ情報)。用意した花と、ヘンリー王子お持ち込みの花を束ねるフローリストの気持ちになると、ドキドキしちゃいますね。

 

追記:

ヘンリー王子が摘んだ花について。日本のニュースでは「バラ」と言われていましたが、原文のニュース記事では「ダイアナ妃が愛した花〝Forget me not”」となっています。

Forget me notは、ワスレナグサ。ただ、「〝Forget me not”という名前のバラ」と訳しているサイトもあり、真偽は不明。写真をよーく見ると、白いワスレナグサが入っているようにも見えます。

 

 

まとめ&参考サイト

さすが英国王室の結婚式ともなれば、きちんと意味のある花が使われているものだなあと思いました。

ミルテの枝は代々同じ木から使われているというのも素敵。きっとその木を守り育てている庭師の人なんかがいるんだろうね。

日本人も教会で結婚式を挙げたりするけれど、こういう本式のを見ると、やっぱりウエディングブーケはヨーロッパが本場だなーと実感するのでした。

 

参考にしたサイトはこちら。

https://www.brides.com/story/everything-you-need-to-know-about-meghan-markles-wedding-bouquet

https://iwradio.co.uk/2018/05/19/meghan-markles-royal-wedding-bouquet-features-osborne-myrtle/

http://blog.english-heritage.org.uk/osborne-myrtle-and-royal-weddings/

 

今回のウエディングブーケをつくったフローリスト。イギリスでも、皇室御用達みたいなのがあるんでしょうか。

→ Philippa Craddock

 

ウイリアム王子&キャサリン妃のときとの徹底比較記事。すごい濃くて面白い。ブーケ比較は5ページ目にあります。

http://harpersbazaar.jp/celebrity/meghan-markle-prince-harry-kate-middleton-prince-william-royal-wedding-differences-comparison-180521-hns

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