読書メモ

【月刊フローリスト】2020年7月号 読書メモ

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お花屋さんの業界誌といえば、誠文堂新光社の『フローリスト』。


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お花の仕事をしていると、毎月なんとなく目を通している人も多いのではないでしょうか。

かくいう私もその一人ですが、いつもパラパラ読んで終わってしまうので、内容メモを作ることにしました。

7月号の特集は、STAY HOME。新型コロナウイルスの影響で苦戦をしいられているお花屋さんも多いですし、紙面づくりもちょっと苦しそう…?

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特集1.STAY HOME

―おうち時間に花を飾って、退屈してきた気持ちをリフレッシュ― として、第一特集は「STAY HOME」。

TOPIC.1 初夏の花を楽しむ

おうちでの花の飾り方紹介かな?と思ったら、花屋さんやフローリストによる作品を写真で紹介するのみ。

22店のお花屋さんがつくった初夏の花のアレンジを、1ページずつ写真で紹介しています。これが8ページから49ページまで。

きれいだな~と眺めるにはよいグラビアですが、ちょっと物足りない気も。まあ、撮影や取材も自粛期間は思うようにできないでしょうから、これもSTAY HOME式の紙面なのかもしれません。

TOPIC.2 花と器

4人のフローリストがお気に入りの器に花を活ける特集。これも素敵だなーと眺めるのみ。4人目の岡寛之さんだけ、活け方の解説が載っていました。枝での花留めの仕方など、こういうのは読む人の参考になりますね。

TOPIC.3 お花屋さんの感染症対策

消毒液・除菌液の知識についてのページと、各地のお花屋さんでどんな対策をしたかの体験談ページ。

消毒液の知識はこうしてまとめてあるのは素晴らしい。エタノール・次亜塩素酸ナトリウム・次亜塩素酸水の違いがよくわかるように解説されているので、お店や教室をやっている方には参考になるはずです。

 


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コラム:意外性でバズり中!官僚系ユーチューバー

コロナウイルスでの自粛中に切花の消費拡大を訴えてバズったのが、農林水産省の【BUZZ MUFF(バズマフ)】。見た方も多いのではないでしょうか?

BUZZ MUFFの中の人へのインタビューコラムです。これはうれしい…!

農水大臣がどう思っているのかとか、どういうことに意識して制作しているかとか、とても楽しく読みました。こういう時流にのった記事は素晴らしいなあ。

そしてあの「花王子」が、フローリストの「今月のバラ」を担当していた人だったとは…初めて気づきました…!

特集2.フラワーアーティストのしなやかな感性

第二特集は、お花屋さんではないフラワーアーティストの仕事に目を向けた特集。

「Jaz flower shop」「michiko」「MY’S」「TSUTAYA DESIGN」「渡来徹」「畠山秀樹」の6アーティストの作品たちを紹介しています。

広告や雑誌、アーティスト写真などに花を提供している仕事は、普通のお花屋さんとはまた違う仕事ですが、見ていて非常に面白く刺激を受けます。

できればどれかひとつを掘り下げて、この撮影はこんなふうに大変だったとか、どんな花をどういうイメージで選んだとか、裏話的なことがわかるともっと面白いなあ。

今月のバラ

世田谷花きのバラ担当による、毎月バラの品種を紹介するコーナー。市場入荷から数日後の開いてくる姿や生産地の情報がありがたい。

今月は、東京都・宮本園芸の『マンゴーリーバ』。ボリュームある変わり咲きで、元気なマンゴー色。

フリルのある大輪バラは、咲いていく様子を楽しむというより、最初から大輪!という感じでインパクトあり。夏に使いやすそうなバラですね。

まとめ。

STAY HOME期間で、誌面づくりにもちょっと苦労がうかがえた7月号。

次回の巻頭特集は、『葉物の夏が来た!』ということで葉物特集です。

知らない葉物もどんどん出てきているので、楽しみにしたいと思います!

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