【月刊フローリスト】2018年4月号 読後メモ

お花屋さんの業界誌といえば、誠文堂新光社の『フローリスト』。

お花の仕事をしていると、毎月なんとなく目を通している人も多いのではないでしょうか。

かくいう私もその一人ですが、いつもパラパラ読んで終わってしまうので、内容メモを作ることにしました。

4月号は、いよいよ来たか…の「染めの花」と「ハーバリウム」特集!

特集1.個性が光る「染めの花」

ブルー、ブラック、レインボー。自然界にない色をたくさん作っちゃいました― という副題。

染めの花に対しては、すでに取り入れている人、拒否反応を起こす人、フローリストの中でも様々ですよね。不自然だけれど、お客さんからの引きは強い。確かに、表現の幅は広がる。

今回の特集は、「染めの花」を取り入れているフローリスト、流通させる市場の取り組み、「染めの花」を生産している生産者、海外での取り上げられ方と輸入事情など、多方面から「染めの花」を取材し分析した、大変読み応えのある特集です。

食わず嫌いしてないで、読んでみると知識は深まるかも。

「染めの花」を取り入れる、お花屋さん。

まずは、自分で染めているお花屋さん。お客さんの反応。染め方のコツ。実際に全色染めてみよう!の特集などわかりやすい。今はレインボーも自分で染められるんですねえ。

「染めの花」を生産している現場。

次は、「染めの花」を出荷している生産地から。大分県のスイトピー農家さんの取材記事。

染め始めたきっかけや、どうやって染めているのか。面白いなーと思ったのは、元のスイトピーにどの色を使うか、まで考えられていること。ホワイトを染めるか、クリーム系を染めるか。おなじみのステラ(クリーム色のスイトピー)が使われているなんて知らなかったー。

「染めの花」を販売する、仲卸の取り組み。

次に、仲卸「中央花卉」の、染めカスミソウの取り組み。大田市場の中央花卉にはいつも染めのカスミソウがある(確かに)。2002年頃から扱いはじめ、今は定番に。

染めの花は農家にとっては手間とコスト。売れない時期の価値づけだった。常時販売できるようになった今でも、通常の花より手間やコストがかかるため、継続出荷が途絶えたり価格が大きく変動しがち。

そこで昨年より、中央花卉では「仲卸が自前で染める」試みをスタート。今も試験は続いているそう。なるほど、仲卸が染めるという発想はなかったなあ。

市場、仲卸各社に聞く「輸入染め花」の流通事情も面白い。

世界での「染めの花」は?

最後に、染めブームを訪ねて、南米コロンビアで行われた花の見本市「プロフローラ」の取材記事。世界でも染めの花はトレンド。様々な花が染められているのがわかる。染め方もいろいろ。

コロンビアの染め花、生産現場も2か所取材あり。日本のような小さな農家ではなく、大きな会社で従業員が働いているイメージ。品質管理も徹底されている。

特集2.ハーバリウムコレクション

いよいよきました、流行りのハーバリウム。

こちらは作品紹介と、作り方や薬品の扱い方などの基本。応用編で、ハーバリウムのアクセサリーやオイルランプなどの作り方も。

取り入れるかどうかはまあ、うーん。と思いつつ、一応いつか役立つこともあるかもしれないので、メモ。

花と人は世界を巡る

フランス、春のミモザのお話。ミモザは南仏で作っているのね。写真を見ると、日本のギンヨウアカシアとは違う葉っぱ。フランスのミモザといえばやっぱりフサアカシアなんだなあ。

花の造形理論

橋口先生の造形理論は「立体構造・ストラクチャー」。

普通の花屋に勤めていると構造物をつくることなんてほぼないので、ふむふむと読む。作品づくりなどの機会があれば役に立つのでしょうね。

旬花探訪 「サンダーソニア」

千葉、丸朝園芸農業協同組合のサンダーソニア。サンダーソニアなんて一年中気軽に買えるもんだと思っていたけど、生産の苦労にびっくり。

球根の輸入が難しくなり、生産者が減ったこと。周年出荷ができなくなったこと(寒冷地とのリレー生産で、市場では周年買えます)。自前で球根を生産するのは根気がいる仕事。

球根系の切花は、その球根を育てるところからなんだよなあ…と思うとありがたみも増します。いい特集。

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