花の仕事

お花屋さんは給料が安い!雇われて働くフローリストがお給料を上げる方法とは?

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今回は、お金の話。


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お花屋さんってお給料はどうなんですか?とよく聞かれますが、胸を張って答えたい。

安い!安いですよ!!

 

専門学校卒、もしくは未経験者のスタート時点では手取り14~5万あればいい方なのでは。

 

まあ、スタート時に安いのは仕方ないとして、問題は スキルを上げてからもお給料が上がりにくいことです。

30代、40代になっても契約社員で、ハタチの子ともらってる額がそんなに変わらない…というケースもよくあります。経験値は高く、スキルもあるのに。

独立していく人が多い前提だからか、長く勤めることが必ずしも昇給につながるとは限らない。もう業界全体がそういう仕組みになっちゃってるのですね。

 

そんな中でも、転職を繰り返しながら少しずつお給料を上げていっている人もいます。今回はそんなやり方を観察してみた結果をまとめました。

花屋の給料は黙っていてもあがりません。雇われるなら、戦略をもってしたたかに。

それでは見ていきましょう!

 

手順1.なるべく幅広い仕事をできるようになる

花屋として働き始めたら、まずは1日でも早く、たくさんの仕事をできるようになりましょう。これは基本です。

意識したいのは、できるだけ幅広く技術を身につけることです。

 

技術としては、色んなパターンの商品がつくれること。花束、アレンジ、スタンド花。プリザーブドフラワーのアレンジ。壺花の活け込み。結婚式のブーケ。葬儀の花籠。

難しい注文をこなして、スキルアップしていきましょう。

技術以外の仕事のスキルとしては、店長として店をマネジメントする経験、仕入れの経験、都市部での配達経験、営業の経験などなど。

 

このとき大事なのは、そのような「スキルを高められる環境に自分がいること」です。

3000円以上の注文がめったに来ない店でいくら長く働いていても、大型のアレンジやブーケを作れるようにはなりません。

 

この段階では、なるべく幅広く仕事を受けているような会社に身を置くのがベストです。切花も鉢ものも、日常の花もブライダルも、仕事があれば引き受けるようなお店が良いでしょう。

その点、大きい企業やチェーン化しているお店は弱い。大きい会社は仕事を分業化していて、個人が作業を分担するコマになってしまい、色々な仕事を覚えられないからです。

 

ひとつの店で必要な技術が覚えられそうにない場合、転職して2社くらいで経験を積んでも良いと思います。

 


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手順2.条件のいい会社、交渉しやすい会社に入る

自分の技術に自信がついたら、次は給与や待遇など「条件」を重視した会社に転職します。

必ずしも大手の会社ではないでしょう。オシャレで魅力的な仕事内容ではないかもしれません。ここでは仕事内容より条件にこだわりましょう

業界はどこも人手不足ですから、しっかり技術がある人なら探せばきっと見つかります。

 

最初から働いてみてから、条件を交渉してもいいでしょう。中小規模の会社なら、働き次第では待遇を上げてくれる場合もあります。

 

ここで大事なのは「自分はこれだけ高い評価をしてもらった」という実績をつくることです。これが次回以降の転職の際に、ベースとなってきます。

 

*固定収入が得られなくてもいいなら、花の派遣会社に登録して働いてみるのもいいと思います。一般的な時給よりかなり高い時給で働くことができます。

派遣会社には派遣社員のランク付けがあるので、「自分は派遣社員としてこのくらいの評価を得ていて、時給いくらもらっていた」という実績が次回の交渉に役立ちます。

 

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手順3.前職の条件を提示して転職する

2の職場で満足して長く働き続けられるならそれで良いですが、さらに仕事内容にこだわりたい、条件を上げたい場合は転職を考えることになります。

その際に、手順2の職場での待遇を下限に条件交渉をしましょう

「以前の職場ではこのくらいの給与でこんな条件だったので、最低限これはゆずれません」と言って転職活動をするわけです。

 

実際に、これまでの経験やスキルを積み重ねてきた人なら、これで条件を落とさずに転職できています。

よく募集要項には「経験者・待遇応相談」と書いてあったりしますよね。それがコレなのです。

 

ただし!嘘はダメですよ。狭い業界なのですぐにバレますし、前職の会社に問い合わせられることもあります。

 

 

まとめ。

普通の会社員と違って、フローリストの転職はそれほどネガティブに考えられていません。技術職なので、会社が求める技術を持っているなら対等に交渉すればいいからです。

 

仕事ができる人は次から次へ職場を変え、良い条件で働いている人も多いです。

いい意味で、実力主義。いろんな現場を経験してきた人は強みがあります。

 

こわいのは、狭い範囲の仕事しかやってこないまま年数を重ねてしまうこと。

いつまでたってもブーケを作らせてもらえない大きなブライダルのチームや、大きな仕事がめったに入らないチェーンの小売店にいる人は、ちょっと危機感を持った方がいいかも。

色々な仕事を職場で体験できるのがベストですが、それが無理なら社内で部署を変えてもらえないか相談してみたり、空いた時間で手伝える場所を探したり、転職も考えてみてもいいかもしれません。

 

独立を目指さず、ずっと雇われていくつもりでも、自分の技術やスキル(価値)を上げていく意識を常に持っていること。

それが待遇のよい会社に巡り合う近道かもしれません。

 

早く収入をあげたいときは【副業バイト】も検討しましょう

お花屋さんの収入を上げるのは、実力を身につけて転職を繰り返す…地道な道のり。

手っ取り早く収入をあげたい!資格取得や留学などスキルアップのために、すぐにお金を貯めたい!という場合は、副業バイトを検討してみてもよいかもしれません。

激務のお花屋さんでバイトの掛け持ちはしんどいと思われがちですが、工夫すれば空いた時間に副業することは可能です。

私自身、休日の日雇いバイトから夜のバイトまで、花屋の隙間をぬっていろんなバイトをしてきました。

お花屋さんと両立できる副業バイトについて考えたことを、こちらの記事にまとめています。正解はありませんが、ひとつの考え方として参考にしてみてください。

お花屋さんで働きながらできる副業バイトについて真剣に考えてみた。お花屋さんで働いているみなさん、今日もお疲れさまです。 私も、お花屋さん歴はいつの間にか10年を超えました。フルタイム正社員、派遣...

 

 

結婚式場・ホテルのお花屋さん、派遣の方におすすめ!


ホテル・ブライダル系のお花屋さんの仕事は、服装指定がある場合が多いです。

白シャツもしくは黒シャツに黒パンツ、打ち合わせ時にはジャケット着用がスタンダード。

 

なかでも厄介なのは「黒パンプス指定」ではないでしょうか。

制作日でも10時間以上立ちっぱなしの日もあるし、婚礼当日は会場の裏を走り回り、膝をついて直しをしたり、靴を脱いで高い場所の装飾をしたり…。正直、スニーカーを履かせてくれ~!と思うこともしばしば。

身体をいたわる意味でも、規定は守りつつ足にやさしい靴を履きたいですよね。

痛くない「立ち仕事用パンプス」はホテル系花屋さんにもおすすめです。サイズ展開も豊富だし、履きつぶしても惜しくない5000円台のプライスもありがたい。

身体を大事にしつつ、激務に立ち向かいましょう…!

 

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