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花の仕事

繁忙期・母の日!便利な資材の進化でお花屋さんの生産性は上がる?

いよいよ母の日週間です。

母の日が近づくにつれ、やっておきたい仕事はたくさんあれど手が追い付かない…という状態になる花屋さんも多いのではないでしょうか。

予約注文分をつくる以外に、当日の店売りの準備をどれだけしておけるか。

それが母の日当日の忙しさ回避&売上アップのカギだからです。

 

事前準備の大切さとラッピング資材の進化。

店頭販売用の事前準備はいろいろあります。

母の日当日は決戦です。朝の段階でこの準備ができていれば、余裕をもって戦えるというもの。

 

具体的には、

●鉢物の場合
ラッピング、カゴにセット、寄せかごなどのセット商品作り
(ハダカの状態の鉢は置かない!)
●切花の場合
カーネーションの1本巻き、低価格帯のブーケ、花束、アレンジなどの商品作り
(ちょっとした商品は、なるべくできているものの中から買ってもらう!)

 

などなど。

 

大手チェーン店の花屋さんなどは制作部門が別の場所にあり、上記のように整えられた商品が店頭に運ばれてきますが、小さな花屋さんはそうはいかない。

狭い店内の中で、限られた時間と人材で、仕入れた素材を商品に加工するところまでやらなくてはなりません。

 

そんな切羽詰まったお花屋さんを助けるもの。

それは便利ラッピング資材たちです。ここ十数年見ていて、簡単なラッピングを手助けする資材の進化が目覚ましい。

便利なラッピング資材がすごい!

例えば鉢物ラッピングを見てみましょう。

従来は、セロファンとラッピングペーパーを適切な大きさにカットし、ギャザーをよせて鉢を包み、リボンをかけて、さらにセロファンで包む、という作業をしなければなりませんでした。

鉢の大きさに対してどのくらいのペーパーをカットするのか、上手に包めるかどうか。この方法だと、個人のスキルに拠るところが大きいわけです。

 

ところが最近では、ビニールでできた袋状のラッピング資材が売られるようになりました。ただの透明な袋ではなく、鉢の部分がちょうど隠れるように、赤やピンクの印刷が入っていたり、水玉やストライプの模様が印刷されていたりします。

これにポンと鉢を入れ、きゅっとリボンで結んだら終わり。

 

小さなブーケや1本巻き用のセロファンも同じく、可愛い印刷が施された専用のラッピングバッグ(袋状のビニール製ラッピング資材)が売られています。

小さな1本巻きには、ちょうちょ結びがついたタイ(ワイヤーでひねってつけられるもの)をきゅっとひねってつければ、ちょうちょ結びがうまくできない人でも簡単にそれらしいものができあがります。

 

これらの資材の革命的なメリットは

・手間なくできる

・誰でも(スキルのない人でも)できる

・そこそこちゃんと可愛い

ということ。

 

今まではラッピングも、それなりに経験のある人しかできない仕事でした。

ところがこういう資材を導入すれば、急遽手伝いに来てもらった「お花のことは何にもできないスタッフ」にも、仕事をやってもらえるということです。これはすさまじい生産性の向上です。

昔からサービス束用のスリーブ(袋状になっているビニール資材)などはありましたが、デザイン的に可愛いものが出てきていることが最近の新しさです。

また、それが小さい単位で購入できるようになったことで、小さなお花屋さんでも仕事に取り入れることができるようになりました。

 

便利グッズのデメリット。

そういう便利グッズを使うことで、デメリットはないのか。
デメリットとして考えられるのは

・デザインが限られるので、お店の個性を出しにくい

・花の大きさに合わせた美しいラッピングができない

こと。

 

デザイン豊富になったとはいえ、作っているメーカーは限られます。どこのお花屋さんを見ても、1本巻きに同じラッピングバッグ使ってるなーということが起こります(実際よく見かける)。

ラッピングまで含めて自店の商品だと考えれば、デザインをメーカーに丸投げしてしまうのはちょっと残念。

 

また、お花は自然物なので、枝ぶりや大きさにひとつひとつ個性があります。鉢の大きさや茎の長さに「規格」はありますが、それだけではとらえられないもの。

適切な大きさに切ったペーパーやセロファンで包んだラッピングはやはり美しいもの。その差は歴然です(マジで)。

 

フローリストとして気をつけたいこと。

技術を持った働き手としては、便利ラッピンググッズをどう考えればいいのか。

母の日のような超繁忙期には、そんな便利資材の力は大いに借りるべきでしょう。みんなが仕事を分担して、残業しないで帰れるのは素晴らしいことです。

 

ただ、「便利資材がないとラッピングできない」状態に陥ってはいけないと思うのです。

技術者としては、ロール状のセロファン・ラッピングペーパー・巻きのリボンだけで、どんなものでも美しくラッピングできなくてはダメです。

 

大手チェーン店では独自のラッピング資材を作っているところもあり、最初からそういったお店で働いていると、基本のラッピングができなくても問題ないままきてしまう、というケースがあるように思います。

最近は、ループリボンが作れない人がいたりね。

ループリボン:花束などに使うリボン。1本のリボンからコレを作れるようになるのが花屋の第一歩でした。→ ループリボン

 

そのあたりは個人個人が自覚をもって、技術習得はしておいた方がいいよな、と思う。一度できるようになったら、そうそう忘れませんし。自転車の運転と同じ。

 

まとめ。

まとめましょう。

・便利な資材の進化はすごい

・フローリスト個人は、ラッピング技術は持っておくべし

・繁忙期は便利な資材を上手に使おう

 

便利なものは必要に応じて使うべき。ただし、それがなくても大丈夫なスキルは磨いておこう、ってことですね。

繁忙期なのに資材代をケチって、店頭売りの1本巻きを熟練のフローリストにやらせて残業させてるお店などは、生産性の概念を理解してないダメなお店(!)。

また、「そんな出来合いのラッピングは嫌だ!ちゃんとやってほしい!」というお客さまは、当日飛び込みで買わないこと。ちゃんと事前に予約しましょう。

 

働く人も、買う人も。よい母の日を!