【花の仕事】あった方がいい資格と、そうでもない資格。

お花の仕事をしよう!と思ったときに悩むことのひとつ。

「資格ってなにかあった方がいいの?」

みんなが一度は考えることだと思います。

15年近くお花の業界で働いてきて気づいた「あったほうがいい資格」「なくてもいい資格」について。ひとつの意見として、参考にしてみてください。

あった方がいい資格ナンバーワンは「運転免許」。

就職においても、実務においても、ないよりはあったほうがいいナンバーワンはコレです。普通自動車運転免許。夢がなくてすみません。

花の仕事にはどうしてもクルマが必須です。

仕入れはもちろん、配達や納品にも。
重い土や鉢はもちろんのこと、小さな花束だって、傷つけずに運ぶためにはやっぱりクルマがあった方がいい。花って運ぶのが一番大変なんですよ。

クルマが運転できなくても、働ける花屋さんはもちろんあります。駅ナカの花屋の店員とか、ホテルの中にある花屋スタッフとかね。

だけど「クルマを運転できる」スキルがあると、就職先もぐんと広がります。これはマジで声を大にして言いたい。

素敵なアレンジが作れる人なんかより、都内をスイスイ配達できる人の方が100倍くらい求められてると思いますよ。

また、自分で独立して仕事をするにも、クルマの運転は必須。

私はクルマの運転が苦手なので(免許は持っているけどさ)、本当に涙目です。つらい。

お花系の資格は、正直どっちでもいい。

お花系の資格、いろいろありますね。

有名なところだと

・フラワー装飾技能士(厚生労働省管轄の国家資格)
NFDフラワーデザイナー(日本フラワーデザイン協会が出してる民間の資格)
・いけばな 各流派の免状(池坊とか小原流とかそういうのね)

などなど。民間の資格はもっとたくさんあります。

とったほうがいいのか?どれをとればいいのか?

…うーん、正直、あってもなくてもいいと思います。

普通のお花屋さんにおいて、就職のときにすごく優遇されるということはない気がします。
「ふうん」「まじめに勉強したんだね」「いけばなやってたんだね」くらいな感じ。

お給料に反映されることも特にないです。悲しい。

ただし、教える仕事の場合は「講師」の資格として必要になることも。将来的に教える仕事も視野に入れている人は、とっておいても損はないでしょう。

民間の資格は年会費がかかりますが、会報が送られてきたり、勉強会があったり、フォローも手厚い。ずっと勉強し続けるつもりで会員になるのもいいかも。

国家資格であるフラワー装飾技能士は、一度取れば会費はかからず証明として使えます。(私はこれの1級だけ取りました)

苦労と涙の関連記事はこちら。

【資格】フラワー装飾技能士1級を受けてみたらものすごく大変だった話 【part.1】
2013年。 「そうだ、京都行こう」くらいのノリで「そうだ、資格取ろう」と思い立ち、フラワー装飾技能士1級取得を目標に掲げたら、それはそれ...

履歴書的な意味ではあんまり意味ないかもしれませんが、もちろん勉強にはなります。

お財布と相談して、自分のスキルアップのためにやってみるのは良いことだと思いますよ。(ただしあまり過度な期待はしないでね)

就職のための資格と、自分の勉強のための資格。

資格って「資格を取ることが目的」になっちゃダメだと思うんです。

花業界では特に履歴書的に優遇もされませんし、そういう意味で「取った方がいい資格」はホント運転免許くらいしかない。

ただし、勉強した方がいいことがあって、その延長線上に「資格」があるなら、どんどんチャレンジした方がいいと思います。人間、試験がないとなかなか勉強しないしね。

そういう観点から、オススメの資格をあげてみます。

・色彩検定 もしくはカラーコーディネーター

色のお勉強ですね。花の組み合わせも、ラッピングの組み合わせも、色の知識があって困ることはありません。

センスとか才能で最初からうまくできる人もいますが、理論がわかってると安心。

・グリーンアドバイザー

ほとんどの花屋さんは鉢ものも販売しています。フローリストといえど、鉢ものの知識はないよりあった方がいい。民間の資格なので年会費が必要です。

・TOEIC、TOEFLなどの英語系検定

都市部には外国のお客様もふえてます。英語はできないよりできた方がいい。
「お店に立ったときに最低限の英語で接客ができる」のは強みだと思います。その証明として英語系の資格を目指してみるのもいいかも。

・リテールマーケティング検定・販売士

大手会社やデパート系、電鉄系の花屋さんなら、こういうのも評価されそう。店長クラス、地域マネージャークラスを目指す人は受けてみてもいいかも。

・日商簿記3級

独立するつもりの人なら、経理まわりがわかる簿記3級くらいは受けてみてもいいかもね。

まあ最近は経理ソフトも進化してるし、資格をゴールにしなくても本で十分勉強できますけどね。

資格とは「何ができるか」を証明するためのもの。

お花屋さんの場合、「資格があることが大事」な資格はほとんどありません。結局のところ、実力次第。一緒に働きたいかどうか次第なのです。

この資格を取った方がいいか。
悩んだら、以下のふたつにあてはまるかどうか、考えてみましょう。

1.「自分のこんな実力を買ってほしい」という強みのアピールのために、わかりやすい資格である。(英語ペラペラだから店頭で役に立ちますよー、と証明するためのTOEIC800点、とか)

2.その資格のための勉強が「自分の弱いところを補強する」勉強になる。(切花ばっかりやってて鉢物に詳しくないからグリーンアドバイザーの勉強する、とか)

資格は「何ができるか」を証明するひとつの手段でしかありません。勉強するのにはそれなりに時間がかかります。

無駄な資格を取ることを目的に履き違えないように、自分の進みたい方向性と照らし合わせてよく考えましょうね。

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