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いきものがかり”放牧宣言”で考える「長く楽しく続けるために、休む」ということ。

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前向きな活動休止、と受け止めました。

公式HPより

 

特別すごいファンでもないんだけど、ずっとコンスタントに活動していてNHKドラマの主題歌やオリンピックのテーマ曲なども手掛けて紅白にも出て、スキャンダルもなく、老若男女に愛され、いわゆる「優等生」的バンドだなーと思っていたので、今回の休止宣言はちょっとホッとしました。

10周年。そろそろ転換したいよね、きっと。

 

「続けるために、休む」という選択

今回の「放牧宣言」の中で、心に残ったのはこのフレーズ。

 

それぞれの未来を、もっと広げるために。
3人の物語を、もっと長く、もっと楽しく、続けるために。

 

そう、ものごとを「長く」「楽しく」続けるためには、いったん止めたり休んだりする必要があるのだよ。

 

上の世代を見ていて思うのだけど、昭和な日本には「続けることが偉い」という価値観がある。

「石の上にも三年」だし、「勤続35年で円満退職」だし。
途中で辞めたり、方向を変えると「中途半端なやつ」と言われたりする。

 

でもこれからは、そうじゃないんじゃないかなーと思うわけです。

人間の寿命は長くなり、人生の時間はのびる。働く期間も長くなる。

そうなったときに大事なのは、「我慢してひとつのことをやり続けること」ではなく、「我慢しないで楽しく続けられるようにすること」なのですよ。

 

だいたい何でもそうだけど、我慢してやっていると、そのことが嫌いになる。
学校しかり、仕事しかり、職場の人間づきあいしかり。

で、嫌いになると、やるのが苦痛になる。もちろん成果も出ない。

最初は楽しくて始めたことなのに、義務になってやり続けたらすっかり嫌いになってしまう、ということはよくあることで。

 

でも、それってもったいないなあと思うのです。
せっかく最初は好きだったのに。興味があったはずなのに。

楽しく続けていたら出せたかもしれない成果の可能性が、なくなってしまう。

これは自分にも、世の中のためにもよくない。(に違いない、と思おう)

 

止まること、休むこと、方向転換することは恥ずかしいことじゃない

 

大事なのは、嫌になる前にいったん休むこと。距離を置くこと。方向をちょっと変えてみること。

上の世代の人に「根性が足りない」とか「すぐ転職するなんて」とか言われてもあんまり気にしなくていい。

我慢して続けて嫌いになってしまうより、「好き」の可能性を残しておける道を選ぶ方が大事。

 

…というようなことを、いきものがかりの「放牧宣言」を読んで思いました。

 

人生は長い。
興味のあることを、嫌いにならずに、楽しく、長く、続けるために。

 

私たちもたまに、自分を放牧させる期間を作ったらいいかもしれないね。