お花屋さんの働き方

【花の仕事】花屋のハケンってどんな感じ?派遣で働くメリットとデメリットをまとめたよ

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花屋のバイトを続けてきたけど、時給もあがらないし体力的にもキツイ。そろそろ違う働き方を考えたい。


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結婚して仕事のペースを落としたいけど、お花の仕事は続けたい。子育てが一段落して、昔やっていた花の仕事を再開したい。

そんなとき、選択肢のひとつとして考えるのが「派遣で働く」という方法です。

 

花業界にも、花の仕事専門の派遣会社というのがあります。

私が登録した2008年頃はまだ出始めという感じだったけど、最近はだいぶメジャーになってきた印象。ブライダルの現場でハケンさんに会うことも多いし、店長クラスの友人たちからも、「派遣会社使ってるよー」という声を聞きます。

実際のところ、派遣で働くってどうなの?実感をまとめてみました。

派遣会社リスト(2016年版)もあります。

お花の仕事・派遣で働くメリットとデメリット。

まずは派遣のいいところ。

時給が高い。

 

と言っても、世の中のレベルに比べたら低いものですが…経験ある人で時給1200円~1500円の間くらい。ハイクラス派遣さんになると1800円くらいらしいですが、あんまり時給が高いと声がかかりづらかったり、仕事への要求度が高くて辛かったり…という話も聞きます。

お花屋さんのアルバイト時給はほぼ最低賃金に近いので、それよりはだいぶ良いというのはメリットのひとつです。

決められた時間で帰れる(残業がない)。

長時間労働が常態化しやすい花の仕事。こちらのメリットの方が大きいかもしれませんね。

派遣の仕事は前もって時間を区切って募集されますし、決められた時間を超えて働かされることはほぼありません。

残業することがあっても、きちんと了承をとってくれますし、8時間を超えていれば25%増の時給が発生します。人件費が高くつくので、残業はなるべくさせたくない…となって、だいたい定時で帰らせてもらえます。

つまり正社員や直接雇用のバイトさんがいかに人件費安く使われているか…ということの裏返しでもあり、ちょっと複雑な気分。

 

特に家庭のある主婦の方や、お子さんがいる方は派遣で活躍している方が多いように思います。

むかし花の仕事をしていてスキルはあるけど、残業をするほどは働けない…という人には非常に良い制度です。

どうしても勤務時間が長くなりがちな業界なので、独身者であっても「身を守るために派遣会社を使う」という選択肢は大いにありです。

 

続いては、悪いところ。

仕事がない月もある。安定性に欠ける。

忙しい時だけ派遣を頼みたい。
派遣会社を使っている花屋さんはみんなそう思っています。

そして花業界の繁忙期はだいたいみんな重なります。だから仕事があるときは受けきれないくらいある。忙しくない月は、ぱたりとなくなります。

2月とか8月は派遣会社からのメールも全然来ません。繁忙期でも、平日よりは週末に集中する。なので、コンスタントに仕事ができるとは思わない方がいいです。

派遣会社といっても、日雇い斡旋のようなもの。派遣だけで生計をたてるのは難しいと言わざるを得ません。

ただ、それを前提に別の仕事を組み合わせたり、自分でできる工夫の余地はあります。

 

必ずしも仕事を覚えられるわけではない。

よほど長期で入っているのでない限り、派遣社員に重要な仕事をまかせる花屋さんはいません。人手が足りなくて仕方なく派遣を頼んでいるので、まかせられる仕事は雑用や配達ばかり、というのは当たり前のこと。

もちろん技術があれば制作の仕事などはどんどんまかせてもらえますが、派遣社員は技術を教える対象ではありませんなので、初心者が派遣先で仕事(技術的なこと)を教えてもらえるとは思わない方がいいです。

初心者でも登録できる派遣会社もありますが、派遣先で頼まれる仕事は「誰でもできる仕事」が中心です。ダンボール箱組み立てるとか、ガラス器磨くとか…雑用は山のようにありますからね。

どうしても派遣からスタートせざるを得ない場合は、同じ職場に長期で入って関係を築いて教えてもらったり、見て盗む…くらいのマインドは必要かも。

 


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お花の派遣会社リスト。【2018年版】

(株)サンムーバー「花crew」

(株)ダイバーシティ「flower city」

(株)笑人「コパン」

(株)アピス *関西中心の派遣会社です

 

有名どころはこんなところ。
私も2つ登録していましたが、超繁忙期などは同じ案件がどっちもから流れてくる、なんてこともありました。

花屋さん側は、どこでもいいから人をまわしてくれー!という感じなんでしょうかね。

それぞれ、ブライダルが強い、葬儀が強い、などの特徴はあります。初心者なら、研修制度がどのくらい整っているか、なども選ぶポイントのひとつです。

裏技!転職先を知るために派遣をやってみる。

手に職のある経験者のみなさんは、派遣会社を上手に使いましょう。

職場見学のつもりで派遣されてみる。

店頭のお花屋さんに勤めているけど、ブライダルの花屋に転職したい。
今の職場より、もっと待遇のいいところに転職したい。

そんなときは、派遣会社に登録して、派遣社員としていろんな職場に行ってみましょう。

職場の雰囲気や仕事の大変さを、入社前に知ることができるのです

あこがれていた職場だけど、行ってみたらものすごく雰囲気悪くて激務だった…なんてこともあります。(あるある)

派遣会社によっては、直接雇用を前提とした「紹介予定派遣システム」があるところもあります。正社員を目指しているのなら、派遣会社にその旨を伝えておいて、適した案件を回してもらいましょう。

直接雇用してもらえないか交渉してみる。

派遣会社を頼むような会社は、往々にして人手不足。いい人がいたら直接雇用したい、と思っていることも多いです。派遣で働いてみて、良さそうだな、と思ったら、募集をしていないか直接聞いてみましょう。

派遣会社的には嫌がられるでしょうが、自分の就職先を探すために派遣会社を利用するくらいのしたたかさはあってもいいはず。

派遣の時給を基準に、賃金交渉もしやすいです。(派遣会社のマージンがあるので、お花屋さんは派遣会社に結構高い時給を払っているはずです)

 

 


 

最近は個人で受けている仕事や、ほかの業種の仕事で忙しくなってしまって、派遣仕事はすっかりご無沙汰です。(花業界にこだわらなければ、同じくらい時給がもらえるバイトはいくらでもありますし)

でもお花のいろんな現場を見られたので、やってよかったなーと思っています。
お花の仕事で手に職がある人なら、いつでも始められます。良い経験にはなりますので、一度やってみるのも面白いですよ。

 

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結婚式場・ホテルのお花屋さん、派遣の方におすすめ!


ホテル・ブライダル系のお花屋さんの仕事は、服装指定がある場合が多いです。

白シャツもしくは黒シャツに黒パンツ、打ち合わせ時にはジャケット着用がスタンダード。

 

なかでも厄介なのは「黒パンプス指定」ではないでしょうか。

制作日でも10時間以上立ちっぱなしの日もあるし、婚礼当日は会場の裏を走り回り、膝をついて直しをしたり、靴を脱いで高い場所の装飾をしたり…。正直、スニーカーを履かせてくれ~!と思うこともしばしば。

身体をいたわる意味でも、規定は守りつつ足にやさしい靴を履きたいですよね。

痛くない「立ち仕事用パンプス」はホテル系花屋さんにもおすすめです。サイズ展開も豊富だし、履きつぶしても惜しくない5000円台のプライスもありがたい。

身体を大事にしつつ、激務に立ち向かいましょう…!

 

>>痛くない「立ち仕事用パンプス」を見る

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